珈琲
2003年3月13日愛すればいい と君が言う
愛してくれよ と僕が言う
そんな会話には 苦い珈琲が似合うよな
砂糖は入れずに ブラックで
苦く渋い珈琲は
時に自分の甘さを思い出させてくれるんだ
Would you like...なんて丁寧な文章には
いつでも珈琲がよく登場したもんだ
そんな行儀いいもんじゃないよ 珈琲なんて
そんな珈琲 君はセクシーな手つきで持ったまま...
いくつ? と僕が聞けば
ブラックでいいよ と君が反す
そんな君には 確かにブラックが似合うよな
ミルクも入れずに 澄んでいて
口当たりの鋭い珈琲は
時に自分の鈍さを教えてくれるだ
君との待ち合わせをした喫茶店では
いつでも珈琲と一緒に待ってたよね
僕が着くころには 少しだけ残したまま
そんな珈琲 君は一口で飲み込んで...
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Everyone Love
2003年3月1日誰もが 苦しんでいる人を助けてあげたいって思っているのに
何で 誰一人 幸せになれないのだろうね?
ボランティアでは被災地の人を助けてあげられるのに
何で 隣で泣いている人を 助けてあげないんだろうね?
人は皆 愛したがっている
でも その愛し方がわからないから
それは 時には偽善に見えてしまうだろう
だから人は 愛を平静というオブラートで包んでしまう
それでも 人は愛したがっているから
また悲劇が繰り返されるんだ
テストもないし 参考書もないけど
人は 愛し方をまず勉強しなくてはならないね...
その愛が認められなくても 評価されなくても
そして実らなくても 届かなくても
誠実に愛すれば いつかは同じように
人は愛してくれるものだと 僕は思うよ...
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チェンジ
2003年2月8日暗いトンネルの入り口で いつまでもまごまごしてる
そんな人生を いつまで繰り返していくんだろう
変わりたいと思うたびに タバコや服装を変えてみては
変わってない自分に気が付けば 元通り
昔 祖母が言ってたっけ
「外見は一日で磨けるが 中身は1日じゃ磨けない」
身に沁みる言葉にも 答えにはなってないんだな
部屋で一人 缶ビール片手にテレビを見ながら
「昔はよかった」なんて愚痴ってる毎日
さげずんだ声の ため息が聞こえて
後ろを見れば ほら 10年前の僕が立っていて
「成長してないね」なんて言って 笑ってやがるんだ
そんな一言で またビールが進んだりして...
明るい光を見つけては 恐ろしくなって逃げ帰ってくる
そんな人生を いつから繰り返してきたんだろう
変わりたいだなんて思って 生活を正してみても
ちょっと面倒臭くなれば三日で 元通り
昔、友人が言ってたっけ
「いつも自分は損をする人生だ」
皆、同じこと言ってれば いったい誰が得してるのか わからないよね
街の雑踏の中 急ぎ足で歩いていると
懐かしい声で 名前を呼ばれて
振り返れば ほら 10年前の友人が立っていて
「変わってないね」なんて言って 微笑んでるんだ
その一言で 僕はちょっと苦笑いしたりして...
簡単に変われたら 苦労なんてないさ
変われないなりにも 頑張ってるんだよ
でも 意地汚く ずる賢く 醜く変わるくらいなら
いっそ 変わらないままも いいんじゃないか って
そう 思えるんだ
そう思える自分に変わったことに 気が付けば
ほら 昨日の君が立っていて
「おめでとう」なんて言って 微笑んでるんだ
そして君は「ありがとう」って手を振って昨日の自分に別れを告げて
昨日までの抜け殻を後ろに 明日への自分に...
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Lost World
2003年1月28日こんな詩しか書けない こんなことしか考えられない
そんな俺でも愛してくれるって
そんなありがたいことはないけどね
俺はロックスターになりたいわけでもないし
サッカー選手になりたいわけじゃない
たった一人の愛する誰かに 待っていてもらいたいって
そう 叫んでるだけの ただの子供なんです
普段は大きなことばかり言って いざとなると逃げ腰で
気は強いくせに 気が小さくて
気が弱いけど 気が大きい奴を 心のどこかで羨んでる
そんな ちっぽけな奴なんです
小さい頃に思ってた “なりたい自分”
そんな偶像なんて 拝んじゃダメさ
もっと現実を見れば ほら 我ら不況と闘うサラリーマン
いつもの帰り道 いつものバーで マスターに愚痴ってもう限界
そんな自分に なりたかったわけじゃないのにね
何となく高校 何となく大学と 目標もなく生きた自分を
採用してくれたのは嬉しいんですがね、
そんなに 仕事が上手くいったって
そんなのただのマグレなんだ
ローレックスを身につけたいわけじゃないし
ロールスロイスを乗り回したいわけでもない
ただやりがいのある仕事を ひたすら追い続けてみたいって
そう ぼやいてる ただの負け犬なんです
普段は夢ばかり語るくせに いざとなると逃げ腰で
評価があっても 度胸は無くて
評価がなくても 度胸のある奴を 横目で見てる
そんな ちっぽけな奴なんです
小さい頃に描いてた “将来の自分”
そんな幻想なんて 抱いてちゃダメさ
もっと現実をみれば ほら 私たち夫と闘う家政婦ワイフ
いつものテレビ番組 いつもの司会者に うなずくばかりでもう限界
そんな自分が 将来だなんて思いたくないのにね
今の世の中には希望もなけりゃ 意味もないさ
ただ昨日が日付を変えて 繰り返されているだけ
そんな日々でも 暗がりの中に 一筋の光があったのに
それはどこにいってしまったんだろう?
どこに消えてしまったんだろう?
小さい頃に祈ってた “小さな夢”
そんな美しいものは 覚えてなくちゃダメさ
思い出せば ほら メガネをとった僕らは闘うスーパーマン
何だってできる 何にだってなれる 力が湧いてくればパワー全開
これからある なりたい自分に 将来の自分に
自分が追い抜くその日まで
見つけにいこう かけがえのない 失われた世界を
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できないけどさ
2003年1月25日卓上カレンダーを 見る度に
次に会える日を 考えてしまう
君と最後に会ったのは いつだろう などと計算しながら
また感じるだろう 胸の高鳴りを予期して
そうだ 君に会いに行こう
愛しい その笑顔を 見たいから
その手をとって 君を奪い去りたい
でも 君の困る顔は 見たくないから
そんなこと できないけどさ
時計の針が 時を刻む度に
君への想いは 募っていく
いつかその想いが溢れてしまわないか 不安を感じながら
それでも その不安を希望に変えて
そうだ 君を愛していこう
震えるその肩を 暖めながら
そのまま 朝まで一緒に夢を見ていたい
でも 君の涙は 見たくないから
そんなこと できないけどさ
何にも できないけどさ
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夢
2003年1月21日夢を持てなんて 無責任なことは言わない
無理やり見つけた物は 夢なんていわない
核兵器も 所詮は科学者の小さな夢から始まったって
誰かが歌ってたけど
皆を幸せにするような すてきな 本当の夢って
とても見つかりづらいものなんだ
だから いつの日か
本当の夢を見つけて それに向かっていける自分になれることを
「夢」だと呼んでもいいんじゃないか と思うんだ...
無理やり見つけた物は 夢なんていわない
核兵器も 所詮は科学者の小さな夢から始まったって
誰かが歌ってたけど
皆を幸せにするような すてきな 本当の夢って
とても見つかりづらいものなんだ
だから いつの日か
本当の夢を見つけて それに向かっていける自分になれることを
「夢」だと呼んでもいいんじゃないか と思うんだ...
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さようなら
2003年1月10日僕の元から去っていく
金も 幸運も あの人も
何も言わずに去っていく
あの人だけは さよなら と
一言残して 去っていく
僕はただ ただ その背中を見て
静かに 涙を流すのみ...
愛しき人よ さようなら
どうか お幸せに....
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少年 少女に告ぐ
2003年1月6日勘違いしてはいけないよ
「いい人」なんて誉め言葉なんかじゃない
残酷な人は 心の弱い人間に そう呼びかけるもの
言われた方は レッテルの重圧を受けながら
でもそれだけの弱い人間なんだと 宣告されているに過ぎないのだから
弱い人間を誰が愛そう?
誰もが弱い
それを否定して 偽り 愛を抱く
そんな日々が大人だなんて 思っちゃいけない
思春期の少年少女諸君に告ぐ
思春期に抱いた疑問や不満は 答えが見つからないまま
床にこびりついたガムのように なんら取り除かれることはなく
心への布石として 生涯付いて回るだろう
そして 私の胸に輝くのは
数多くの屍の上に築かれた 血まみれの勲章なのだ
それでも 愛だ 夢だ と言い続けられるのなら
君に この勲章をつける 資格はない
おめでとう
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(無題)
2003年1月5日恋愛って不思議
美しい部分と醜い部分が共存しているから
そして 時に楽しくもなるが
時にしてくだらないと感じる
何が目的で 恋愛ってするのだろうか?
キス?デート?SEX?結婚?
何を達成しても 幸せはそんなもんじゃないって
気が付くだけだろうね
全ては変わり行くと
涅槃を目指せとシッダルダはおっしゃるが
それも幸せ?
覚悟を決めるだけじゃないの?
諦めと享受
それは静寂ではあるが幸せではない
小学生の頃に感じた あの淡い想い
好きな子を見かけただけで 高鳴った胸の鼓動
そんな小さな心と感情の共鳴が
幸せなんだと 汚い煙を吐きながら 俺は思ったりするんだ
お前も大人になったもんだな と
自分自身に 皮肉を言ったりして...
大人になるというのは夢を失うこと
それは一つの試練なんだね
くだらない 大人になった俺は
二度と恋愛なんかしたくないと 喚きながら
昔の彼女にも未練があるわけでなく
夜を共にした女性にも 何の感情もない
要は 裏切られたくないと
愛されたいと
そして そんな理想な子に 会いたい 会いたいと
子供のように 喚き散らしてるだけなんだな
ほんと 困った大人だ....
くだらない...
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I know
2002年12月31日好きなのに 結ばれない
両思いなのに 結ばれない
不倫でも 浮気でもないのに 結ばれない
そんな恋愛の形が一番不幸だって
そんなの 君は知らなくていいんだ
それに気が付くことは とても辛すぎるってことを
僕は知ってるからさ...
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?f
2002年12月26日いつもの帰り道 あの日の君は もういない
繰り返される 君の思い出は
ちょっとした発作みたいだ
かわいい新しい彼女にも 思わず思い出話をしたくなる
そんな引きずる俺なんて ちょっと滑稽だよね
こんなはずじゃなかったなんて 言いたくないけど
“もしも”なんて 想像してしまう
“だったら”なんて語尾も
単なる諦めの悪い男の愚痴なんだけどさ
それでも もう一度だけ 君に会えた“なら”
いつもの教室 あの日の仲間達は もういない
浮かんでは消える 青春の思い出は
ちょっとした武勇伝ばかりだ
かわいい新しい彼女にも 思わず自慢したくなる
そんなカッコよかったアイツは 今頃天国でも人気者だろうね
こんなはずじゃなかったなんて 言いたくないけど
“もしも”なんて考えてしまう
“だったら”なんて語尾も
単なる弱い男の泣き言なんだけどさ
それでも もう一度だけ あいつと話せた“なら”
人間はお話が好きらしい
ありえない想像をしては 傷ついていく
それでも「現実を見ろ」なんて言ってても
見るべき現実も また空想なんだ
「現実」は単なる言葉
それでも 広辞苑を引いたって 実像なんてありゃしないのさ
だから
こうすれば良かった だなんて言いたくないけど
“もしも”と後悔してしまう
“するべきだった”なんて語尾も
できもしないことを ただ強がってるだけの言葉だけど
そんな悲劇のヒーローぶってる自分なんか もう“やめるべき”なんだ
仮面を外してみれば ほら 空想より素晴らしい世界が
広がってるんだ
きっと 広がってるんだ
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DAYs
2002年12月21日愛に生きて 愛を信じて
そんな生き方 できるわけないさ
裏切られる日々 僕はもう誰も愛したくは無い
くっついても 離れても
心と体の温度の平均値は 一定らしいや
あそこのカフェで 煙を吸ってる女に言ってやってくれ
経験が多いほど 男も女も 価値なんてないんだと
いつものように過ぎる毎日
笑顔の作れない日々
そんな景色も 涙で歪んで見えるんだ
心もまた 歪んで見えるんだ
直立不動の日々は まだ先らしいや
自分を生きて 君を信じて
そんな愛し方 できるわけないさ
自己主張の日々 もう僕は君に振り回されたくない
ドラマのような始まりの恋愛でさえも
悲劇の結果はいつも 一緒らしいや
あそこにいる歌手に 誰か言ってやってくれ
愛だ恋だと歌うほど 現実が 悲しく見えてくるんだと
いつものように過ぎる毎日
作り笑顔の日々
そんな人生も歪んで歩むんだ
その歩き方も歪んでくれば
背筋も心なしか 少し猫背かな
“胸を張って”だんなて 歩けるわけないさ
そんな人間見たこと無いよ
あいつ 競馬で万馬券当てたってさ
俺の友人 スロットで10万出したらしい
そんな人生 ちっとも羨ましくない
いつものように迫り来る毎日
愛も思い出せない日々
皆さんはいかがお過ごしですか
僕の猫背は相変わらずですが
電車の中では ピンと背筋を伸ばしています
いつか人生も 真っ直ぐ伸びると信じて
「そんな日々を 毎日夢見ていこう」
そんな掛け声も 皆の支えになれば
そんな日々を夢見れたなら
また もう一度 人を愛せるかもね....
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そう
2002年12月18日好きな人に好きと言われました
そう ただの自慢です
でも それは叶えることはできません
そう ただの愚痴なのです。
臆病な私は 自分に嘘をついて また諦めるのです
そう 私はこんな男なのです
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この感情
2002年12月13日切なくて
悲しくて
辛くて
愛しくて
悔しくて
情けなくて
苦しくて
寂しくて
泣きたくて
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・
この感情を表す言葉を 誰か僕に教えてよ...
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そんな人に 私はなりたい
2002年12月12日たとえ冷たくされても 常に暖かさを忘れず
偽善でない優しさと 平常心を保ちながら
それでいて 自分には厳しく
決して妥協はせずに まっすぐに進みながら
どんな困難にも耐えうる忍耐力と
全てを受け入れて許せる 受容性を兼ね備えた...
拝啓 宮沢賢治様、
私もそんな人に なりたいであります...
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いいのにね。
2002年12月9日愛してると 素直に言えたらいいのにね。
強がらずに そのままの自分が出せたらいいのにね。
美しいものを 美しいと認められたら いいのにね。
生きてて幸せだと 思えたらいいのにね。
そのままの自分で 君と肩を寄せ合って...
体なんて求めてるんじゃない。
もう そんなものは いらないはずなのに
どこまでいけば 自分は満足できるのか
何を自分は望んでいるんだろうか
それすら定かでないんだ。
どこまで進んでも 不安は常に付きまとう
付き合うことも SEXも 結婚も
結局は どれもゴールじゃないんだな。
体の温もりよりも
「愛してる」の一言が 暖かいことを
僕はまだ 充分分かってないのかもしれないね。
君といるその幸せを いつまでも いつまでも
感じることができたら いいのにね....
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