スパイラル
2005年10月8日いつしか見た 幻想が
形もなく 崩れ落ちる
絶望の姿は見えねども
ひたり ひたり と寄ってくる
あの日に見た 儚い夢も
音もなく 崩れ落ちる
絶望はいまだに 見えねども
ほろり ほろり と涙が落ちる
ささやかなる愛を信じ
清らかなる忠恕を守ろうとすれども
暗く重い塊が 胸の奥に巣食ってる
はしたない金を信じ
醜悪なる欲求を満たそうとすれども
暗く重い塊は いまだ胸の奥で蠢いている
そんな時代さ
黙って生きろ
妥協しろ
愛すべき者へ告ぐ
限りある人生ならば
好きに生きよ
Betting my life on you
2005年9月26日笑顔のあなたを裏切りたくなくて
人生の半分をあなたに差し上げることに決めました
自己犠牲?
いえいえ そうではありません
数百倍にもなって戻ってくると
私は信じているのです
人生の半分をあなたに差し上げることに決めました
自己犠牲?
いえいえ そうではありません
数百倍にもなって戻ってくると
私は信じているのです
Conviction gotten in my life
2005年9月23日間違ってる
それは違う
そう思っても 耐えていかなくてはいけないことがあるのだなぁ
こうしたい
これが正しい
そう思っても 実行できないものがあるのだなぁ
生きていくって 大変だ
Yellow Freesia
2005年9月22日背伸びをしても届かない果実なら
背が伸びるまで待てばいい
手が届くほど成長したころには
その果実も 十分熟してるころでしょう
叫んでも伝わらない歌ならば
声枯れるまで歌えばいい
かすれて声がでなくなるころには
その気持ちは 十分に伝わっていることでしょう
熟成
2005年9月21日討論してはいけない
議論すらしてはいけない
謙虚にさまざまな人の意見を尋ね
自分の中で熟成させるまで
人生の答えを出すのは 60過ぎてからでもいい
その頃に 今の自分と同じく悩む若者がいたら
一言アドバイスできれば それでいい
議論すらしてはいけない
謙虚にさまざまな人の意見を尋ね
自分の中で熟成させるまで
人生の答えを出すのは 60過ぎてからでもいい
その頃に 今の自分と同じく悩む若者がいたら
一言アドバイスできれば それでいい
着ぐるみの中
2005年2月18日自分という着ぐるみを着て
陽気に笑っていれば
嫌な顔せず子供の相手をする
ネズミのようさ
夢も希望もありませんが
周りに睨まれぬよう 必死なんだ
ああ これが人間なんだね 神様
乾いた心に 涙が濡れて
溶ける思考に 感情が凝固し
裂ける体が 自己を閉じ込めるように
私は着ぐるみの中で 泣いてるのです
着ぐるみから飛び出して
自分をさらけ出せば
嘲笑の渦の中で
君は後悔するかな
希望を胸に 夢を叫んでも
人と違えば 等しく差別の対象さ
ああ これが平等なんだね 神様
油ぎった欲望に 錆び付いた夢が
暗雲とした眠気をもった興奮の中で
滑らかな方便が 粗雑な真実をまとって飛びだすように
彼方の周りは着ぐるみの中で嘲笑うのです
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lost our sight
2005年1月28日目の前にいる人を 愛するがために
本当に大切な人を 裏切らないように
現実に縛られるがために
夢を忘れてしまわないように
今に追われすぎるために
どうか 未来を見失わないように
そう願うのです
何事にも動じずに 突進むことこそ 個性だと知る
その勇気だけが 真実
本当に大切な人を 裏切らないように
現実に縛られるがために
夢を忘れてしまわないように
今に追われすぎるために
どうか 未来を見失わないように
そう願うのです
何事にも動じずに 突進むことこそ 個性だと知る
その勇気だけが 真実
冬
2004年12月22日冷たく厳しい風の吹く 冬のことだった
君の優しい笑顔と 手に伝わる温もりが
雪の冷たさも 忘れさせてくれたんだ
いつもの 君
笑顔でいてくれて ありがとう
いつも暖かかった あの頃の冬
気がついたよ
2004年12月15日気がついたよ
人は誰かを愛した時
それを吹っ切ることなんて できないのだと
あの子と似た髪型を見かければ
振り向いてしまう 悲しい性さ
顔立ちの似た人を見れば
性格も似ているかなんて 確かめたくなるもんだ
結局 あの子の偶像を 追いかけているのだと
気がついたんだ
気がついたよ
人は本気で愛したなんて言ったって
そこには様々な欲求が蠢いているのを
肉欲に支配された人間を嘆いたって
この俺も例外なく 動物なのさ
愛だと恋だと喚いたって
欲望にまみれた奴の歌なんか 説法みたいだ
所詮 愛は欲望に まみれていくものだと
気がついたんだ
気がついたよ
純愛がもし 存在するのだとすれば
そんなもの 一生涯に一回あれば多い方さ
たった一回の純愛を
忘れられずに 追い求めるのだろう
愛しても 愛しても
報われなくとも追い求める悲しき条理
成就しないからこそ 純愛となるのだと
気がついたんだ
純愛は 悲しいものだと 気がついたんだ
馬
2004年12月11日心さえも移ろいゆく この時代に
永遠なんてマヤカシなんだろう
夢と言う名のニンジンをぶら下げられた
俺たちは 哀れな馬なのさ
重圧という名のジョッキーを背に乗せて
さあ レースの始まりだ
息を切らして 走りぬけ
周りの歓声を背に残し
何故走るのか そう考えながら
ただ 観衆のために 走るんだ
輝かしい未来が待っている
そんな歌もあったっけ
ラジオから 幼稚な叫びが聞こえれば
走る気分も 失せてくる
そこの サングラスかけてる若者よ
輝かしい未来が見えるのかい?
精を尽くして 走り抜け
第3コーナーも曲がり終え
このまま 俺は負けるのか
そう 考えながら 走るのさ
誰もが 心に一つくらい病を抱える時代さ
走る意味なんて 考える暇もない
金を賭けられ 走り抜け
直線に入るが 勝ち目はない
それでも輝かしい未来が見えるなら
俺は何度でも 走るんだ
夢見る奴らのために 走るのさ
進め 悲しみを越えて真っ直ぐに
愛する人の死も 乗り越えて
それが理想だって
世間なんて いい気なもんさ
それでも 君よ さあ進め
世の中なんて 苦しいだけで
時には牢獄のように感じるものさ
自殺をする者を止める奴の気持ち わかるかい?
この人生という苦しみから逃げる君が
恨めしいのさ
ささやかな幸せも ひと時の休息も
俺たちには 与えられないのさ
進め 気持ちを偽り ひたすらに
輝ける日々なんて 忘れちまって
未来には老いと病が まつだけさ
それでも ほら 進め
自分とは違う人間は
例外なく外されていく世の中なら
大切で特別なものは かき消されていくのだろう
どれ一つ 個人には与えてはくれないのさ
大切なあなたも こんな世の中じゃ
特別であっては いけないらしい
進め 何もかもを放り出し
大切なものも捨ててまで
大国に突っ込む 突撃兵のように
さあ 進め
自分を犠牲にして
全てを捨てて 耐えるだけの人生を
それでも 君よ さあ進め...
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AWAY
2004年3月28日涙を堪えて 生きていくこの世界が
それほどまでに 価値あるものかと
問いただしては
暗い闇夜に引きずり出されて
あぁ 今宵も 静かに眠ろう
涙を流して 枕をぬらし
ただ ただ 耐え忍ぼう
失恋よりも 友人の死よりも
もっと 悲しいことがあると
誰かが叫んでくれたなら
自分は笑顔で その銃口を
自らの口に 当てるだろう
生きて行く事が 辛い時
どうしてかな
ただ 死を待ち望むように感じるんだ
あぁ 何だか疲れたな
今宵も 枕をぬらして 眠ろうか
明日には 違う朝日が昇ることを 祈って...
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cleanse
2004年3月17日じっとしていても
激しく動いても
世の中は 一定の速度で動いていて
その中で 見る自分は
周りとの 相対速度で 測られる
周りと同じ速度で 同じ歩幅で
人に混じって 流れに従って生きて
同じように 死んでいくのだろうか
同じである必要はないのに
どうして人は 同じ尺度でしか測れないのか
他人とは違う人間が そんなに憎いのか
俺にはわからない
そんな 人間と 俺は一緒に生きなくてはならないのか
俺は こんな世界に 妥協しなくてはならないのか
間違っていると思っても
それでやり過ごす人間にならなくてはならないのか
俺は 自分すら 欺いて生きていかなくてはならないのか
これが人生だというのなら 神よ
私はあなたを一発殴ってから 地獄へ落ちましょう
激しく動いても
世の中は 一定の速度で動いていて
その中で 見る自分は
周りとの 相対速度で 測られる
周りと同じ速度で 同じ歩幅で
人に混じって 流れに従って生きて
同じように 死んでいくのだろうか
同じである必要はないのに
どうして人は 同じ尺度でしか測れないのか
他人とは違う人間が そんなに憎いのか
俺にはわからない
そんな 人間と 俺は一緒に生きなくてはならないのか
俺は こんな世界に 妥協しなくてはならないのか
間違っていると思っても
それでやり過ごす人間にならなくてはならないのか
俺は 自分すら 欺いて生きていかなくてはならないのか
これが人生だというのなら 神よ
私はあなたを一発殴ってから 地獄へ落ちましょう
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キレイ事には うんざりで
時には君も 死にたくもなるだろう
死刑反対を叫ぶ声も 兵隊に向けられる罵声も
ああ 誰一人として 正義ではないんだな
愛する人をなくした 遺族も
悲しみにくれながらも勇ましく行く 兵隊も
誰一人 顧みない この世の中に
時には神も 死にたくもなるだろう
だが 僕たちは生きていく
死を避けて 愛を求めて生きていく
何が正しいのか 何が間違っているのか
そんな風に 問いかけてみても
あぁ 虚しいだけさ
受け売りの思想に うんざりで
時には君も 全てを放り出したくもなるだろう
年金に対する不満も 国会での答弁も
ああ 全ての思想が 自己本位の元にあるんだな
どこかの国で病に苦しむ 子供の未来よりも
世界中の人が笑い会える日々を 願うよりも
己を愛する 利己心に満たされたこの愚鈍な生き物を
時には神も 見捨てたくもなるだろう
だが 僕たちは生きていく
汚い思想を振りまいて
時には人を傷つけながらも
そんな風に 生きていくことは
ああ ただ醜いだけさ
愛が素晴らしいとは いえない
平和が空想ではないとは いえない
隣人を愛することなどは ありえない
そんな世の中に 僕たちは
何を求めればいいのだろう
何を願うべきなのだろう
そんな僕らは 生きていく
美しい歌を口ずさみ
真実の愛を信じながら
それが 夢物語だとわかっていても
あぁ 生きていくのか
それでも 僕らは生きていく
スピードを上げて 顧みず
運命の歯車さえもぶれそうな
競争の渦の中で
あぁ 生きるのか
まだまだ 僕らは生きていく
こうして 声にならない叫びを上げて
どうにもならない感情を 吐き出して
醜かろうと 騙されようと
これが真実なら 受け止めたいと
そう願いながら生きていく
キレイ事はいらない
夢もいらない
ただ 真実を と願いながら 生きていく
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GAME
2004年2月5日行き慣れた プールバーで
今日も 狙いのポケットは ぼやけてる
定まらない目標に 手玉なんて入っちゃくれないが
運に頼って打っていれば 世話はない
自分の未来が 霞んで 見えなくても
がむしゃらに走っていれば
人生のポケットに定まるのかって
そんなの 運まかせに 決まってら
人生なんて GAME
運任せの 賭け事なもんさ
負けた代償が 半端ないけど
それでも がむしゃらに走る我らは ギャンブラー
小洒落た プールバーに
彼女は 今日も また来ない
振り回されるのが うんざりだと思えば
狙うべきポケットは なおさら霞んでしまうよね
結婚がゴールなんて 思うなら
それは間違いだって 教えてやらなくちゃな
ボールがポケットに入っても
まだ ゲームは続くのさ
恋愛なんて GAME
騙しあい 化かし合いで
勝ったって何も商品はございませんが
それでも戦う 我らはソルジャー
今日 体が引き裂かれた兵士も
明日は また戦いに行くだろう
今日 着る物も剥がされた賭博師も
明日もまた ラスベガスに向かうんだろう
そうやって ぼやけたポケットめがけて走っている 悲しい性さ
万事万象が GAME
さいころ振って 人生決めちゃいましょう
鉛筆転がして 結婚決めてしまいなさいな
どうせ どのポケットも霞んで見えれば
どう構えたって 変わりはしないさ
さあ ニヒルに笑って 力いっぱい玉を突こう
人生を運に任せて 暗闇をひた走る 我らはギャンブラー
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ココロカラ
2004年1月26日ささやかな 幸せに
君は満足できなかったんだろう
僕はこんな 静かな一生でいいと
思えたのだけどね
君が思い描いていた将来は
きっと 僕の未来よりも 煌びやかなのだろう
でも
きっと 僕の夢の方が ささやかな幸せでも
笑顔が絶えないものだったと 思うんだ
ココロカラ 幸せを願っていても
ドレヒトツ 実現可能なものなんてないさ
ダカラ 一番身近にある ささやかな幸せを
ココロカラ 大切にするんだ
本当の愛を求めて 人は別れを繰り返す
その割には 「自分は愛されていない」なんて詩を
そんな人が書いたりするんだな
実の親が 子供を殺す時代さ
肉親さえ 憎しみ合うこの世の中に
本当の愛なんて どこにあるのか
教えてくれよ
ココロカラ 愛を語れば
ダレガ それを分かってくれますか
ドコカデ 人々が幸せになれますようにと
ココロカラ 祈る人がいることを
本当の愛が 見つかったと思うなら
それは君にとって不幸なことだね
本当の幸せも 本当の愛も 存在はしていないんだ
どんな小さな愛も どんな些細な幸せも
君を喜ばしく思わせるもの全てが 愛しいんだ
ココロナイ 同僚の言葉も
イジノワルイ 上司の説教も 気にすることはない
アイキョウアル 素敵な自分を
ココロカラ 念じて
ササヤカナ 愛をその胸に感じ
ササヤカナ 幸せを望めるような日々が
イツノヒカ 貴方にも訪れますようにと
ココロカラ 祈るのです
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All Say Good−bye
2004年1月3日みんな 悩むことは同じなんだろう
同じ感情を その言葉に託す詩は
ああ なんでだろう 涙が止め処なく 流れていくんだ
信じれば救われるなら 何だって信じるさ
食えば長生きできるなら 何だって食ってやろうじゃないの
ただ どんな教祖も どんな健康番組の司会者も
信じるには 値しないじゃない?
キレイな言葉の嘘はいらない
吐き気のするほどの汚い言葉でも 真実を
僕たちは欲しいんだ
生きていくことに疲れても
人のせいにして 生きるくらいなら
俺は 君が死ぬのを止めたりはしないさ
精一杯の皮肉をこめて
All Say Good-bye さようなら
みんな 面倒くさいことは同じなんだろう
人間関係が ウザイなんて言葉は
ああ いったい 何度耳にすれば 気がすむんだ
愚痴を言えば救われるなら 何度だって言ってやるさ
アルコールで忘れられるなら いくらだって飲んでやろうじゃないの
ただ どんなに聞き上手な友人にも うまいカクテルにも
幾度となく 裏切られてきたじゃない?
気の利いたアドバイスなんていらない
合理的な解決策よりも 本当の信頼を
僕たちは求めているんだ
どんなに愛していたとしても
君の愛が冷えたまま 続けるくらいなら
僕は 君が去っていくのを止めたりはしないさ
精一杯の強がりをこめて
All Say Good-bye さようなら
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